
2005.05.20
福岡県西方沖地震から2ヶ月が経過し、当時のインターネットデータセンター(iDC)の状況についての分析内容の一部を紹介します。
1.ビルの状況について
(1)当社 iDCのビル地盤が強固
当社iDCのビルは、福岡市西区の特に地盤が強固な場所を選定し建設しています。そのため、今回震源地から同程度の距離にあり、被害の大きかった中央区大名地区と比較すると地震による揺れは1/4程度となっています。 (中央区大名地区→489ガル 当社iDCビル→138ガル)
※注:ガル(gal)とは単位時間あたりに、どれだけ速さが変化したかを示す加速度のこと(100ガル=100cm/s2)地震では震度計で震度を求めるときに加速度が用いられます。
(2)ビルの免震構造の効果により揺れが減少
当社iDCビルは、下図に示すようなビル免震構造を採用していますので、一般の耐震構造のビルと比較すると、最大加速度が1/2程度に減少し、また揺れの周期も長期化しています。

2.iDC内の状況について
今回の地震発生時のiDC内の状況として、建物や内部破壊、ラックのズレなどは一切見つからず、アラーム発生、機器停止は全くありませんでした。
なお、当日勤務者の感想では、地震時はゆっくり大きく揺れた感じで、一輪差しの花瓶、ソフトウェアパッケージの箱なども倒れませんでした。
(参考)福岡県西方沖地震の状況
◆発生日時: 平成17年3月20日(日) 10時53分頃
◆震源地: 福岡県西方沖(北緯33.7度、東経130.2度)
◆震源の深さ: 約9㎞
◆規模: マグニチュード 7.0
◆各地の主な震度
震度6弱 福岡県 福岡市東区、福岡市中央区、前原市 佐賀県 みやき町
震度5強 福岡県 福岡市早良区、福岡市西区、春日市、須恵町 久山町、粕屋町、大川町
二丈町、志摩町、碓井町、久留米市
佐賀県 上峰町、七山町 長崎県 壱岐市
[出展] 国土地理院災害対策本部事務局「福岡県西方沖地震を震源とする地震に対する対応」