
2006.04.17
カブドットコム証券株式会社(以下、カブドットコム証券、本社:東京都中央区、代表執行役社長:齋藤正勝)は、地震、火災などの自然災害、テロ、サイバーテロなどの人的災害、通信サービ ス提供や電力供給の中断など社会インフラの障害、大規模システム障害など大規模災害を想定した情報システム・リスクへの対策として「福岡システムセン ター」を株式会社キューデンインフォコム(以下QIC、本社:福岡市中央区、代表取締役社長:芦塚日出美)のインターネットデータセンターに開設しました。
カブドットコム証券は、お客さま向けの発注系・勘定系の全システムを自社で開発し運営する唯一のネット証券であり、広域災害に備えた遠隔地・災害復旧サイトを証券会社で初めて自社で構築されます。
カブドットコム証券では、勘定系データベースシステムを対象に、4月末までに災害復旧基盤を整備し、今後3年間で、災害時にも本社機能を完全に代替できる体 制の整備を行い、事業継続計画(BCP:ビジネス・コンティニュイティ・プラン)の実現を図ると共に、福岡を新規事業等の第2のビジネス拠点として事業展開されます。
事業継続のための重要な拠点であり、今後のビジネス展開の拠点である「福岡システムセンター」の開設場所として、強固なファシリティとセキュリティをはじめとした高品質・高付加価値なサービスを提供する弊社インターネットデータセンターが選定されました。
■災害復旧サイトとしての福岡の優位性
大規模災害を想定した災害復旧サイトの選定においては、「本サイトと同時に被災しない」、「災害の可能性の低い」立地の選定が最も重要であり、さらに、本サ イトの被害が大きく、災害復旧サイトでの運用が長期化した場合にも、安定して運用の継続が可能な立地を選定する必要があります。
◇本サイトと同時に被災しない遠隔地
地震や台風、水害など自然災害の多い日本においては、このような広域災害を想定した災害復旧サイトの選定が重要となります。福岡は、東京から約1,000km離れており、首都直下地震や東海、東南海、南海地震あるいは台風、水害などが発生した場合も同時被災の可能性が極めて低い立地にあります。
◇空路・陸路・海路によるアクセスの利便性
平常時、東京からのアクセスにおいては、飛行機や新幹線の利用が便利であり、(飛行機で1.5時間、福岡空港から地下鉄利用で市内中心部まで10分程度)、災害が発生した場合にも、本サイトからの移動において、空路・陸路・海路の活用が可能です。
◇アジアに開かれた経済拠点
福岡は、アジアに開かれた九州の経済拠点であり、高い都市機能、豊富な人材を持ち、IT産業の集積化が進展していることから、資機材の調達、エンジニアの確保が容易であり、本サイトの機能を代替して、長期間運用を継続するうえでも優れた立地といえます。
■QICインターネットデータセンターの特徴
QIC は、九州電力株式会社の100%出資IT子会社であり、ITコンサルティングサービスや、ビル免震構造で災害対策に優れた福岡市内のインターネットデータ センター(Q’siDC)を活用した各種サービスにより、お客さまのニーズにあったベストソリューションをワンストップでご提供しております。
Q’siDCでは、お客さまのサーバや通信機器を専用スペース(施錠可能なラックやケージ等で区画されたフロア)内に設置し、システムの安定稼動に必要な高信頼度な電 気、空調、インターネット回線などのご提供や、お客さまに代わりシステムの監視、運用を行うサービスをご提供しております。
◇強固なファシリティとセキュリティ
九州のITビルとしては、初のビル免震構造により震度7程度の地震にも継続運転が可能です。平成17年3月の福岡県西方沖地震(M7.0と推定)においても被害ゼロで継続運転を実証しました。
2系統での受電に加え、無停電電源装置(CVCF)や非常用発電機も完備し、センター内に設置する機器に対し、常に安定した電気の供給を行っております。さらに、電気・空調設備は、2重化もしくは冗長化するなど信頼度の高い構成としております。
センターへ入室する際には、事前に登録した入室者の所属情報や生体情報(手の静脈パターン)を用い、ICカードや生体認証装置、各種ゲートを組み合わせ、厳格にチェック、管理を行っております。さらに、監視カメラにより、常時監視、記録を行っています。
インターネットデータセンターの運営に関する情報セキュリティ管理については、国内外の標準規格(ISMS及びBS7799)の認証を取得しており、センターを利用されるお客さまへ、情報セキュリティ対策や情報管理を徹底した安心、安全なサービスをご提供しております。
◇24時間365日の有人による監視・運用
センター内の統合監視センターに、24時間365日、専任の技術者が常駐し、センター設備やお客さまのサーバを監視しております。緊急時にも即時対応が可能 であり、また、日常的なサーバ操作から外部媒体に採取したデータの保管管理までフルアウトソーシングにも対応可能です。
◇充実した通信回線
Q’siDCでは、複数の通信会社との接続によりノンストップなインターネット接続サービスをご提供しております。また、東京~福岡間のデータバックアップに適した高 速かつ安価な仮想専用線サービスも提供可能です。(日本テレコム㈱が提供する「mpls ASSOCIO」を利用)
Q’siDCでは、当社が提供する通信サービス以外に、お客さまが自由に通信事業者を選定し、回線をご利用していただくことも可能です。福岡県が運営する福岡ギガビッ トハイウェイ(FGH)や日韓光海底ケーブル(KJCN)との接続も容易であり、お客さまのニーズに合った通信回線のご利用が可能です
■Q’siDCのDRソリューション
DRサイトは、対象となる業務の停止時のリスクや対策にかかるコストを考慮したうえで構築することが重要であり、以下のとおり、大きく2つの方法があります。
【災害時業務代替サイト】
DRサイトへ本サイトの機能を代替するシステムを配備し、常時、本サイトのデータをバックアップしておきます。災害時には、DRサイトの代替システムへ切り替え、バックアップしたデータを用い、短時間で業務を再開することができます。
DRサイトへ代替システムを配備することからコストは高くなりますが、業務停止によるリスクを大幅に低減することができます。
【データバックアップサイト】
DRサイトへ本サイトのデータのみを常時バックアップしておきます。災害時には、本サイトのシステムを復旧させるか、または、DRサイトへ代替システムを構築し、バックアップしたデータを用い、業務を再開することができます。
このような災害対策において、Q’siDCでは、安価なデータバックアップサービスから代替サイトにおける運用支援サービスまで、高品質・高付加価値な各種サービスでお客さまの事業継続を強力にサポートします。
QICでは、以下に示すとおり、災害対策が重要な企業に対して、お客さまニーズにあったDRソリューションをご提案してまいります。
・金融、証券系企業など業務停止が社会生活に大きく影響し、停止時のリスクが極めて高い企業
・地場企業など台風や水害の発生する頻度が高く、被害を受ける可能性が高い企業
(Q’siDCを利用したDRサイトの構成イメージについては、別紙をご参照ください。)
《本件に対するお問い合わせ先》
株式会社キューデンインフォコム
iDCソリューショングループ
TEL: 092-771-8510